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2025.02.12 Wednesday
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死への誘惑か生への束縛か
2011.05.04 Wednesday
Revoさんお相手のss(っていうかメモ)
腕を伸ばした先に、何かがこつりとぶつかった。ベッドに波打つシーツに埋もれるように転がっていたのは白い錠剤。眠りへといざなう薬。私にとっての精神安定剤のようなもの。一粒二粒では突き落とされて気を失うような眠りは得られなくて、毎夜毎夜いくつもの種類の薬を組み合わせて眠りを誘う。医者の処方箋?使用方法?そんなものはあってないようなものだ。
「そんなことを続けていたら、いつか死んでしまうよ」
Revoくんが心配そうにそう言うから、彼の目を避けるようにした。でも彼が隣で寝てくれると、本当に薬なんて要らないくらい安心して眠ることが出来る。健全な眠りを一時だけ手に入れるのだ。
「わたしはRevoくんがいなかったら、きっと睡眠薬と結婚して廃人になって死ぬんだと思うの」
「つまり、僕がいるから君は生きていられる。そういうことだろ?」
そういうことなのだ。
けれどわたしはやっぱり真っ白い男の誘惑に抗うことなんかできなくて、Revoくんの言葉と錠剤の囁き、この二つを天秤にかけて毎夜迷うことを続けている。どちらをとるべきかは、正しいかは分かっている。でも、どちらの誘惑により抗いがたいかもよく知っているのだ。
dead or alive
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嶽本野ばらさんのssに影響を受けて。頭に浮かんだのをメモ程度に書き留めただけなのでクオリティーは低い、読めたもんじゃないです。書いた本人からしてもわけわからん…!リハビリがてら短いお話をちょいちょい書いておこう。しばらく書かないとほんと書けなくなっちゃうからなー
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