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不可解ルーム02
2009.11.19 Thursday
Sound Horizon:Revo
ピンポーン
玄関から聞こえてきたチャイムに、Revoは顔を上げた。時計を見れば10時を過ぎた頃。こんな時間に尋ねて来るなんて一体誰だ非常識な。
ピピピピピンポーン、ピピピンポーン
「あーもう今出ますっ!」
これで何かの勧誘だったらキレる、僕本気でキレるから!
手元に持っていた楽譜を机にたたき付け、足音荒く玄関に向かった。
「どちらさま!?」
「ヤシロさんです」
勢いよく開けた扉の前に居たのは勧誘なんかではなく、お隣りに住む女子高生のヤシロだった。前々から思っていたがこの子にはお隣りさんに対する礼儀というものが足りない。
「おじゃましまーす」
「あっ、ちょ、勝手に入るな!」
「お腹すいたんだよーRevoさーん」
「僕に作れってか」
勝手に入って勝手にソファーを陣取るヤシロに、かつて無いほど殴りたく思う。
「……はあ、分かったよ。何が食べたいんだ」
「やりーRevoさん太っ腹!」
「二度と無いからなこんなこと」
「ありがたいありがたい」
笑っているヤシロは久しぶりに見た気がする。最近はいつも仏頂面か眠たそうな不機嫌な顔しかしていなかった。
「んー…まぐろのカルパッチョが食いたい!」
「よしよし、オムライスでいいんだな」
「まぐろ!」
「ほざけ。今から作れるわけないだろめんどくさい!」
「Revoさんめんどくさいからって諦めないで!」
「じゃあヤシロが作れ!」
こいつは一生仏頂面で生きて行けば良いと思った。
- - - - - - - - - - -
陛下にほざけって言ってほしかっただけなんです。
ピンポーン
玄関から聞こえてきたチャイムに、Revoは顔を上げた。時計を見れば10時を過ぎた頃。こんな時間に尋ねて来るなんて一体誰だ非常識な。
ピピピピピンポーン、ピピピンポーン
「あーもう今出ますっ!」
これで何かの勧誘だったらキレる、僕本気でキレるから!
手元に持っていた楽譜を机にたたき付け、足音荒く玄関に向かった。
「どちらさま!?」
「ヤシロさんです」
勢いよく開けた扉の前に居たのは勧誘なんかではなく、お隣りに住む女子高生のヤシロだった。前々から思っていたがこの子にはお隣りさんに対する礼儀というものが足りない。
「おじゃましまーす」
「あっ、ちょ、勝手に入るな!」
「お腹すいたんだよーRevoさーん」
「僕に作れってか」
勝手に入って勝手にソファーを陣取るヤシロに、かつて無いほど殴りたく思う。
「……はあ、分かったよ。何が食べたいんだ」
「やりーRevoさん太っ腹!」
「二度と無いからなこんなこと」
「ありがたいありがたい」
笑っているヤシロは久しぶりに見た気がする。最近はいつも仏頂面か眠たそうな不機嫌な顔しかしていなかった。
「んー…まぐろのカルパッチョが食いたい!」
「よしよし、オムライスでいいんだな」
「まぐろ!」
「ほざけ。今から作れるわけないだろめんどくさい!」
「Revoさんめんどくさいからって諦めないで!」
「じゃあヤシロが作れ!」
こいつは一生仏頂面で生きて行けば良いと思った。
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陛下にほざけって言ってほしかっただけなんです。
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